デスクワーク中に肩甲骨の内側が痛いのはなぜ?片側だけ痛む原因と首こりとの関係
「仕事をしていると肩甲骨の内側が痛くなる」
「パソコン作業が続くと、右の肩甲骨だけズーンと重くなる」
「肩を揉んでもらっても、肩甲骨の内側の痛みが残る」
「首を動かすと肩甲骨まで痛みが響く」
このような症状はありませんか?
肩甲骨の内側が痛いと、「肩甲骨がずれているのでは?」「姿勢が悪いから?」と考える方もいると思います。
しかし、肩甲骨周辺の痛みには、肩甲骨そのものだけではなく、首・肩・胸郭の動きや、長時間同じ姿勢を続けることなど、さまざまな要素が関係します。
特にデスクワークでは、「最初から痛いわけではないけれど、午後になると肩甲骨の内側が痛くなる」という訴えもよくあります。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、デスクワーク中に肩甲骨の内側が痛くなる場合に考えられることや、首こりとの関係、セルフケア、受診の目安について解説します。
肩甲骨の内側には何がある?
肩甲骨は背中の左右にある平たい骨です。
その周囲には、僧帽筋・菱形筋など多くの筋肉があります。また、首から肩甲骨につながる筋肉もあります。
肩甲骨は腕を動かすときだけでなく、肩や胸郭の動きとも関係しています。
そのため「肩甲骨の内側が痛い」と感じていても、
首を動かすと痛いのか
腕を動かすと痛いのか
長時間座っていると痛いのか
身体を捻ると痛いのか
によって、身体を見るポイントが変わってきます。
痛む場所だけではなく、何をしたときに痛みが変化するかを確認することが大切です。
なぜデスクワークで肩甲骨の内側が痛くなる?
パソコン作業では、腕を机やキーボードの前に置き、画面を見続ける時間が長くなります。
この状態では、身体を大きく動かす機会が少なくなります。
よく「猫背だから肩が痛い」と説明されますが、姿勢だけを原因と決めつけるのは単純すぎます。
見た目にはきれいな姿勢でも、同じ姿勢を何時間も続ければ身体への負担は偏ります。
逆に多少姿勢が崩れていても、頻繁に身体を動かしている人では症状が出ないこともあります。
そのためデスクワークでは、「正しい姿勢をずっと維持する」こと以上に、同じ姿勢を長時間続けないことも大切です。
右の肩甲骨だけ痛い・左だけ痛いのはなぜ?
肩甲骨周辺の症状には左右差があることも珍しくありません。
たとえば、
「右の肩甲骨の内側だけ痛い」
「マウスを使っている側だけ重い」
「左側は何ともない」
という方もいます。
左右差があるからといって、必ずしも痛い側の筋肉だけに問題があるとは限りません。
マウスやキーボードの位置、モニターを見る方向、仕事中に身体を捻る癖などによっても左右の使い方は変わります。
当院では左右の肩甲骨だけでなく、首の回旋や肩の動きなども比較します。
首を振り向くと肩甲骨の内側まで痛い
肩甲骨の内側が痛い方には、
「首を右へ向くと肩甲骨まで突っ張る」
というケースもあります。
首と肩甲骨は完全に独立した場所ではありません。
首から肩甲骨につながる筋肉もあるため、首の動きに伴って肩甲骨周辺に張りや痛みを感じることがあります。
肩を上げたときにも肩甲骨が痛む場合
肩甲骨は腕の動きにも関係します。
腕を上げるときには、肩関節だけではなく肩甲骨も動きます。
そのため、
「パソコン作業では肩甲骨が重い」
「さらに腕を上げると痛い」
という場合には、首だけではなく肩の動きも確認する必要があります。
以前の記事では、「肩を上げると痛い」症状と肩甲骨・胸郭との関係について解説しています。
肩を上げる動作でも症状が出る方はこちらも参考にしてください。
肩甲骨を寄せれば姿勢は良くなる?
肩甲骨周辺がつらい方に、
「胸を張って、肩甲骨を寄せるようにしています」
と言われることがあります。
もちろん一時的に肩甲骨を動かすこと自体が悪いわけではありません。
しかし、肩甲骨をずっと後ろへ寄せ続けることが「正しい姿勢」とは限りません。
これでは別の意味で同じ姿勢を固定することになります。
大切なのは、
一つの理想的な姿勢を探して固定することより、身体の位置を適度に変えること。
デスクワークでは、30~60分を目安に一度姿勢を変える、立ち上がる、数分歩くなど、仕事の邪魔にならない範囲で身体を動かしてみてください。
肩甲骨の内側を自分で強く押してもいい?
肩甲骨の内側が痛いと、テニスボールなどを壁との間に挟んで強く押したくなる方もいると思います。
軽い刺激で気持ちよく感じる程度ならよい場合もありますが、
「痛ければ痛いほど効いている」
と考えて強く押し続ける必要はありません。
強い刺激によってかえって痛みが残ることもあります。
セルフケアでは、痛む場所だけを強く刺激するより、
肩をゆっくり動かす、胸を左右へ向ける、少し歩く、深呼吸をする、
など、身体全体を無理のない範囲で動かすことも試してみてください。
肩こりは肩を揉むだけでは足りない?
「肩こりだから肩を揉んでもらう。でも翌日には元に戻る」
という方もいます。
肩こりや肩甲骨周辺の症状では、痛みを感じる場所だけでなく、肩甲骨や胸郭の動きを確認することがあります。
以前の記事でも、肩こりと肩甲骨・胸郭の関係について詳しく解説しています。
デスクワークによる慢性的な肩こりもある方はこちらをご覧ください。
呼吸が浅い感じもする場合
肩甲骨周辺がつらい方の中には、
「忙しくなると呼吸まで浅くなる感じがする」
という方もいます。
呼吸では胸郭が動きます。
また状況によっては首周辺の筋肉も呼吸を補助します。
そのため、首・肩の緊張や胸郭の動きを考える際に、呼吸の状態も参考になることがあります。
**「首こりと呼吸の浅さは関係ある?」**という記事でも詳しく解説しています。
病院では異常なし。でも肩甲骨の内側が痛い場合
肩甲骨周辺の痛みで医療機関を受診し、大きな異常を指摘されなかったものの症状が続いている方もいます。
この場合、
首を動かすと変わるか
腕を上げると変わるか
身体を捻ると変わるか
座っている時間と関係するか
朝と夕方で違うか
などを確認してみてください。
こうした情報は身体の状態を確認する際の手がかりになります。
肩甲骨の痛みでも医療機関を優先した方がよい場合
肩甲骨周辺の痛みは筋肉や関節などに関連している場合が多い一方で、すべてを「肩こり」と自己判断するのは避けましょう。
胸の痛み・圧迫感や息苦しさ、冷や汗、吐き気などを伴う場合、突然非常に強い痛みが出た場合、発熱や強い体調不良を伴う場合、転倒や事故のあとから強く痛む場合、腕や手に強いしびれや筋力低下がある場合などには、整骨院ではなく医療機関への相談を優先してください。
特に胸部症状や呼吸困難を伴う急な痛みでは、緊急性がある場合があります。
とり整骨院・とり鍼灸院では肩甲骨だけを見ません
恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院では、デスクワークで肩甲骨の内側が痛い方に対して、症状に応じて、
首の動き、肩関節の動き、肩甲骨の動き、胸郭の動き、左右差、仕事中の姿勢や作業環境、どのくらい座り続けるのかなどを確認します。
痛む場所だけを強く揉むのではなく、どの動作・どの状況で症状が出ているのかを確認することを大切にしています。
身体の状態やご希望によっては、手技に加えて鍼灸施術を行うこともあります。
恵比寿・広尾・白金で肩甲骨の内側の痛みにお悩みの方へ
同じ「肩甲骨が痛い」でも、
仕事を始めて数時間すると痛い
右側だけ痛い
首を振り向くと痛い
腕を上げると痛い
肩こりも一緒にある
など症状の出方は異なります。
「肩甲骨が悪い」と場所だけで考えるのではなく、症状が出る条件を整理することが身体の状態を考える第一歩です。
恵比寿・広尾・白金周辺で、デスクワーク中に肩甲骨の内側が痛くなる、首や肩もつらい、片側だけ症状が続いているといったことでお困りの方は、とり整骨院・とり鍼灸院へご相談ください。











