深呼吸すると肩甲骨の内側が痛いのはなぜ?息を吸うと背中が痛む原因と首・胸郭との関係
「深く息を吸うと肩甲骨の内側が痛い」
「普段はそれほど気にならないのに、あくびをすると背中が痛む」
「デスクワークのあと、深呼吸すると片側の肩甲骨が突っ張る」
「病院では異常なしと言われたけれど、息を大きく吸うと背中が痛い」
このような症状はありませんか?
肩甲骨の内側に痛みがあると、「肩こりの延長だろう」と考えがちです。しかし、呼吸をしたときに痛みが変化するという情報は、身体の状態を考えるうえで大切です。
呼吸では肺だけが働いているわけではありません。肋骨や胸郭が動き、状況によっては首・肩周辺の筋肉も呼吸を補助します。
一方で、呼吸に伴う背中の痛みには、筋肉や関節以外の原因が隠れている場合もあります。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、**「深呼吸すると肩甲骨の内側が痛い」「息を吸うと背中が痛い」**という症状について、身体の動きと受診の目安を含めて解説します。
深呼吸すると、なぜ肩甲骨の周辺まで動くの?
普段の呼吸ではあまり意識しませんが、大きく息を吸うと胸郭が広がります。
胸郭は肋骨・胸骨・胸椎などから構成されていて、呼吸に合わせて動いています。
肩甲骨はその胸郭の上に位置しています。
そのため深呼吸すると、
肋骨が動く
→ 胸郭が広がる
→ 胸椎や肩甲骨周辺にも動きが生じる
ということになります。
肩甲骨の内側に張りや痛みがある方では、こうした動きに伴って症状を感じることがあります。
重要なのは、「肩甲骨の内側が痛い=肩甲骨そのものが悪い」とは限らないことです。
デスクワークのあとだけ深呼吸すると痛い
恵比寿・広尾・白金周辺で働く30~50代の方では、長時間パソコンを使う方も多いと思います。
午前中は何ともないのに、
「夕方になると肩甲骨の内側が重い」
「仕事が終わるころ、深呼吸すると背中が突っ張る」
ということがあります。
デスクワークでは、腕を身体の前に置き、画面を見続ける時間が長くなります。
この状態が続くと、身体を捻ったり腕を大きく動かしたりする機会が減り、胸郭も日常生活で大きく動かす機会が少なくなります。
これは必ずしも「猫背だから悪い」という話ではありません。
むしろ、どのような姿勢でも長時間ほとんど動かないことによって、身体への負担が偏る可能性があると考えたほうが実用的です。
右だけ・左だけ痛むこともある?
「深呼吸すると右の肩甲骨の内側だけ痛い」
というように、症状が片側だけに出ることもあります。
この場合も、痛む側の筋肉だけを見ればよいとは限りません。
たとえば、
首を左右に向いたときに症状が変化するか、身体を捻ったときに痛むか、腕を上げると痛むか、肩甲骨周辺を動かしたときに変化するか、
などを確認すると、症状の特徴が分かりやすくなります。
自分でも、
「深呼吸だけで痛いのか、それとも身体を捻っても同じ場所が痛いのか」
を確認してみてください。
この違いは、施術を受けたり医療機関を受診したりするときにも役立つ情報になります。
首を動かすと肩甲骨まで痛い場合
肩甲骨の内側が痛い方の中には、
「首を右へ向くと肩甲骨まで突っ張る」
「首を横へ倒すと背中まで痛い」
という方もいます。
首と肩甲骨は離れているように見えますが、首から肩甲骨につながる筋肉もあります。
そのため、肩甲骨周辺の症状を確認するときには首の動きも重要です。
特に、深呼吸だけでなく振り向いたときにも同じ場所が痛むのであれば、そのことを施術者に伝えてください。
首こりが強いと呼吸も浅く感じる?
慢性的な首こり・肩こりがある方から、
「忙しくなると呼吸まで浅く感じる」
という話を聞くことがあります。
呼吸の中心となる筋肉は横隔膜ですが、大きく呼吸するときなどには首や胸郭周辺の筋肉も働きます。
また、ストレスや緊張などによって呼吸の仕方が変化することもあります。
だからといって「首こりが呼吸の浅さの原因」と断定することはできませんが、首・肩・胸郭と呼吸は完全に無関係ではありません。
以前の記事では、この点を詳しく解説しています。
首こりと呼吸の浅さは関係ある?胸郭・姿勢との関係を整骨院が解説
「深呼吸すると痛い」ときにストレッチしてもいい?
背中が突っ張ると、
「胸を思い切り反らして伸ばそう」
と考える方もいるかもしれません。
しかし、痛みの原因が分からない状態で、痛みを我慢しながら強いストレッチをする必要はありません。
筋肉や身体の動きに伴って症状が出ているような場合には、痛みのない範囲で、
肩をゆっくり回す、身体を軽く左右へ向ける、少し歩く、楽な範囲で呼吸する、
といった程度から始めてみてください。
デスクワーク中であれば、「正しい姿勢を維持し続ける」ことよりも、30~60分ごとに一度身体の位置を変えることも取り入れやすい方法です。
病院では異常なしと言われたのに、深呼吸すると痛い
医療機関を受診して検査を受け、
「大きな異常はありません」
と言われたものの、深呼吸すると肩甲骨周辺に痛みが残っている方もいます。
その場合には、
深呼吸で痛む、身体を捻っても痛む、首を動かしても痛む、腕を上げても痛む、長時間座ったあとに強くなる、
といった症状が再現される条件を整理してみてください。
画像検査などは重要ですが、日常生活の中でどの動作によって症状が変化するかも、身体の状態を確認する手がかりになります。
深呼吸で背中が痛むときは「内臓の病気」も考える必要があります
ここは今回の記事で特に重要なポイントです。
深呼吸で肩甲骨や背中が痛む症状を、すべて「肩こり」「筋肉が硬い」と自己判断するのはおすすめできません。
呼吸に伴う痛みは、肺や胸膜、心臓など筋骨格系以外の問題でも起こることがあります。
特に、
突然強い痛みが出た
息苦しい
胸が痛い・圧迫される感じがする
冷や汗や吐き気を伴う
発熱や強い咳がある
血の混じった痰が出る
安静にしていても強く痛む
といった場合には、整骨院よりも医療機関での評価を優先してください。
急激な胸痛や呼吸困難などがある場合には、救急受診が必要になることもあります。
「肩甲骨の内側だから筋肉だろう」と場所だけで判断しないことが大切です。
とり整骨院・とり鍼灸院では「呼吸以外の動作」も確認します
恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院では、医療機関で緊急性のある病気などが否定されている場合、肩甲骨周辺の痛みに対して症状に応じて、
首を左右へ動かしたとき、腕を上げたとき、身体を捻ったとき、胸郭を動かしたとき、肩甲骨を動かしたとき、深呼吸したとき、仕事を続けたときの変化などを確認します。
単に「肩甲骨が凝っていますね」で終わらせるのではなく、どの動作によって症状が再現されるのかを見ることを大切にしています。
身体の状態やご希望に応じて、手技だけでなく鍼灸施術を組み合わせる場合もあります。
恵比寿・広尾・白金で肩甲骨の内側の痛みにお悩みの方へ
「深呼吸すると肩甲骨の内側が痛い」という症状でも、
デスクワーク後だけ痛い
右側だけ痛い
首を動かしても痛い
身体を捻っても痛い
呼吸だけで痛い
など、症状の出方はさまざまです。
まず、息苦しさや胸痛などを伴う場合には医療機関を優先してください。
一方、医療機関で大きな異常を指摘されず、デスクワークや首・肩・胸郭の動きによって症状が変化する場合には、身体の動きを確認することが一つの選択肢になります。
恵比寿・広尾・白金周辺で、肩甲骨の内側の痛み、首こり・肩こり、デスクワーク後の背中のつらさでお困りの方は、とり整骨院・とり鍼灸院へご相談ください。











