椅子から立ち上がるときに腰が痛いのはなぜ?座った後の「最初の一歩」が痛む腰痛を解説
「仕事中は座っていられるのに、椅子から立つ瞬間に腰が痛い」
「立ち上がった直後は腰が伸びない」
「最初の数歩だけ痛くて、歩いているうちに楽になる」
「長く座った後ほど腰が痛い」
このような症状はありませんか?
腰痛というと「重い物を持ったとき」「前かがみになったとき」の痛みをイメージしやすいですが、実際には座っている状態から立ち上がる瞬間に痛みを感じる方も少なくありません。
特にデスクワークが長い30〜50代では、「座っている間はそれほど痛くないのに、立とうとすると腰が固まっている」という訴えがあります。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、**「椅子から立ち上がると腰が痛い」「座った後の最初の一歩が痛い」**という症状について、腰だけでなく股関節や臀部との関係も含めて解説します。
なぜ「立ち上がる瞬間」に腰が痛いの?
椅子から立ち上がる動作を思い浮かべてみてください。
実際には、いきなり真上へ立っているわけではありません。
まず上半身を少し前へ移動し、股関節や膝を使って身体を持ち上げ、最後に腰や股関節を伸ばして立位になります。
つまり立ち上がりには、
身体を前へ倒す
→ お尻を椅子から離す
→ 股関節・膝を伸ばす
→ 上半身を起こす
という複数の動きが含まれています。
そのため、「立ち上がると腰が痛い」といっても、どのタイミングで痛むのかによって身体を見るポイントが変わります。
座った時間が長いほど痛くなる
「5分座っただけなら平気。でも1時間仕事をした後は痛い」
という方もいます。
この場合、椅子から立つ動作そのものだけでなく、その前にどのくらい身体を動かしていなかったかも重要です。
デスクワークでは、仕事に集中すると1〜2時間ほとんど同じ姿勢でいることがあります。
ここで「姿勢が悪いから腰が痛い」と考えがちですが、必ずしもそれだけではありません。
どれだけ見た目のよい姿勢でも、同じ姿勢を長時間続ければ身体への負担は偏ります。
そのため当院では、座り方だけでなく、
「何分くらい座ると痛くなるのか」
「途中で立つと症状は変わるのか」
という点も確認します。
立った直後は腰が伸びない。でも歩くと楽になる
患者さんからよく聞くのが、
「立った直後は腰が曲がっている」
「数歩歩くとだんだん伸びてくる」
という症状です。
座位から立位になると、腰だけでなく股関節の角度も大きく変わります。
そのため、立ち上がったときの腰痛では、腰周辺だけではなく股関節や臀部の動きも確認することがあります。
「腰が硬いから腰を伸ばせばいい」と考えて、立った瞬間に勢いよく腰を反らす必要はありません。
まずは痛みの少ない範囲で身体を起こし、ゆっくり歩いてみましょう。
立ち上がったあと「反ると痛い」場合
椅子から立つこと自体より、
立ったあとに腰を伸ばそうとすると痛い
という方もいます。
この場合は、立ち上がり動作だけでなく「腰を後ろへ反らす動作」で症状が出ている可能性があります。
以前の記事でも、腰を反らすと痛い・立ち上がったときに腰が痛む場合について詳しく解説しています。
前かがみは平気なのか、反らしたときだけ痛いのかという違いも、身体の状態を確認する大切な情報です。
逆に「前かがみ」で痛い場合は?
立ち上がるために身体を前へ倒した瞬間に、
「腰がズキッとする」
という方もいます。
この場合は、立ち上がった後ではなく、お尻を椅子から離す前の前傾動作で症状が出ていることになります。
洗面台で顔を洗う、靴下を履く、床の物を拾うといった動作でも痛む場合には、前かがみの動作との関連も考えてみましょう。
前屈で症状が出る方は、前かがみになると腰が痛い場合の考え方も参考にしてください。
同じ「立ち上がると痛い」でも、
前へ倒した瞬間に痛いのか
身体を持ち上げる瞬間に痛いのか
最後に腰を伸ばしたときに痛いのか
では症状の出方が違います。
ソファから立つと特に痛いのはなぜ?
「会社の椅子より、自宅のソファから立つときのほうが痛い」
という方もいます。
柔らかく低いソファでは、お尻が深く沈みやすくなります。
すると立ち上がるために身体を大きく前へ移動させる必要があり、通常の椅子とは動き方が変わります。
痛みが強い時期には、深く沈む場所を避け、比較的立ちやすい高さの椅子を使うのも一つの方法です。
また、立ち上がるときに肘掛けや机へ軽く手をつくと楽になる方もいます。
無理に「手を使わず立たなければ」と考える必要はありません。
立ち上がるとき、腰ではなくお尻も痛い
立ち上がる瞬間に、
「腰からお尻にかけて痛い」
「右のお尻だけ突っ張る」
という方もいます。
股関節を伸ばして立ち上がる際には臀部の筋肉も働きます。
そのため、腰痛の方でも腰だけを確認するとは限りません。
左右の股関節の動き、臀部の状態、片脚に体重を偏らせて立っていないかなどを見ることもあります。
一方、お尻から脚にかけて強いしびれや痛みが続いている場合には、自己判断で「筋肉が硬いだけ」と決めつけないことも大切です。
朝、ベッドから立ったときにも腰が痛い
椅子だけではなく、
「朝、ベッドから起きて立った最初の一歩が痛い」
という方もいます。
睡眠中は長時間大きく身体を動かさないため、起床直後と日中では症状が違うことがあります。
朝の腰痛については、朝起きると腰が痛い場合の原因と対処法でも解説しています。
特に、
朝だけ痛いのか、仕事中にも痛いのか、長く座った後だけ痛いのか、
を分けて考えてみてください。
立ち上がるたびに痛いとき、何をすればいい?
まず試してほしいのは、長時間座り続ける時間を減らすことです。
デスクワークの場合、30分〜1時間程度を目安に一度立つ、少し歩く、姿勢を変えるなど、仕事の邪魔にならない範囲で身体を動かしてみてください。
立ち上がる際には、
椅子の少し前へ移動する、足を身体の近くへ引く、身体を股関節から前へ倒す、必要なら手を使う、
といった方法もあります。
反対に、
「腰が固まっているから」
と、立った瞬間に勢いよく腰を反らしたり、痛みを我慢して強くストレッチしたりする必要はありません。
ぎっくり腰になりそうで怖い場合
過去にぎっくり腰を経験していると、
「立った瞬間にまたギクッとするのでは?」
と不安になる方もいます。
痛みがある時期に無理な動作をする必要はありませんが、腰痛を恐れてすべての動きを避け続けることもおすすめできません。
症状が落ち着いてきたら、痛みのない範囲から日常動作を戻していきます。
腰痛・ぎっくり腰を繰り返している方については、当院の腰痛・ぎっくり腰の施術案内も参考にしてください。
病院では異常なし。でも立ち上がると腰が痛い
整形外科で診察や画像検査を受け、
「大きな異常はありません」
と言われたものの、立ち上がるときの腰痛が続いている方もいます。
その場合には、
何分座ると痛くなるか
立つ瞬間と立った後のどちらが痛いか
前かがみでも痛いか
後ろへ反らすと痛いか
歩くと楽になるか
お尻や脚にも症状があるか
を整理してみてください。
画像検査は重要ですが、日常生活の中で「いつ・どの動作で痛むのか」という情報も身体の状態を確認する手がかりになります。
このような腰痛は医療機関へ
腰痛に加えて、脚に強いしびれや筋力低下がある、排尿・排便の異常がある、発熱や強い体調不良を伴う、転倒や事故のあとから強く痛む、安静にしていても強い痛みが続く、といった場合には、まず医療機関で評価を受けてください。
また、症状が急速に悪化している場合も同様です。
とり整骨院では「立ち上がる動作」を実際に確認します
とり整骨院・とり鍼灸院では、椅子から立ち上がると腰が痛い方に対して、腰の動きだけではなく、
前屈・後屈、股関節の動き、左右差、椅子からの立ち上がり方、歩き始めたときの変化、デスクワークの時間などを確認します。
そして必要に応じて、腰だけでなく臀部や股関節、背中なども含めて身体の状態を見ていきます。
「腰が痛い」という場所だけではなく、患者さんが実際に困っている動作を確認することを大切にしています。
恵比寿・広尾・白金周辺で、デスクワーク後に腰が痛い、椅子やソファから立つときに腰が痛い、立ち上がった直後の最初の一歩がつらいといった症状でお困りの方は、とり整骨院・とり鍼灸院へご相談ください。
来院前に相談したいことがある場合は、お問い合わせページからご確認いただけます。











