整体を受けて乗馬が上達?身体のバランスが変わって感じた4つの変化
「整体を受け始めてから、乗馬が上達した気がします」
当院で身体のバランスを整える施術を受けている患者さんから、このようなうれしいお話をいただきました。
この方の乗馬歴は約4年。決して乗馬を始めたばかりというわけではありませんが、約2か月前から整体を受け始め、その後、乗馬中の身体の使い方に明らかな変化を感じるようになったそうです。
今回は、患者さんが実際に感じた4つの変化と、整体によって身体の使い方が変わった可能性についてご紹介します。
乗馬では「馬の上で頑張りすぎないこと」も大切
乗馬というと、脚で馬体をしっかり挟み、全身に力を入れて姿勢を保つイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際には、馬の動きに合わせながら姿勢を安定させ、必要なところだけに適切な力を入れることが求められます。
乗り手の骨盤や体幹の動き、左右差、馬の動きとの協調性は、騎乗時の安定性やパフォーマンスに関係すると考えられています。研究でも、乗り手が自分の身体の各部分を馬の動きに合わせて協調させる能力は、乗馬の技術を左右する重要な要素の一つとされています。
身体の一部が硬くなっていたり、無意識に力み続けていたりすると、馬の動きに柔軟に対応しにくくなることがあります。
今回の患者さんにも、整体後に次のような変化が現れました。
変化1.上半身と下半身を別々に使えるようになった
患者さんが最も大きな変化として挙げていたのが、
「上半身と下半身を別々に使えるようになった」
という点です。
乗馬中は、下半身で馬に合図を送りながら、上半身は必要以上に揺れたり力んだりしないように安定させる必要があります。
ところが身体に力が入りすぎていると、脚を動かしたときに肩や腕まで一緒に動いたり、上半身を安定させようとして下半身まで固まったりすることがあります。
整体によって身体の緊張やバランスが変化した結果、上半身と下半身を一つの塊として動かすのではなく、それぞれを必要に応じて使い分けやすくなったのではないかと考えています。
これは乗馬に限らず、ゴルフやテニス、ランニングなどのスポーツでも重要な身体の使い方です。
変化2.内転筋が筋肉痛になりにくくなった
以前は乗馬の後に、太ももの内側にある内転筋が筋肉痛になりやすかったそうです。
しかし整体を受け始めてから、内転筋の筋肉痛が以前よりも起こりにくくなりました。
内転筋は、馬体を脚で挟むときにも使われる筋肉です。
ただし、騎乗中ずっと強い力で馬を挟み続けていると、内転筋に必要以上の負担がかかります。身体を安定させようとして無意識に脚を締め続けていた可能性もあります。
身体のバランスが変化し、骨盤や体幹でも姿勢を支えられるようになったことで、内転筋だけに頼る必要が少なくなったのかもしれません。
患者さんのお話を聞く限りでは、筋力が落ちたのではなく、むしろ「余計な力が抜けた結果」と考えるほうが自然に感じられました。
変化3.乗馬中に疲れにくくなった
以前よりも身体の疲労を感じにくくなり、乗馬のレッスンを1コマ受けた後にも、
「もう1コマ受けてもよいかもしれない」
と思えるようになったそうです。
身体の一部分に力が入り続けていると、実際の運動量以上に疲れを感じることがあります。
特に、肩をすくめる、背中を固める、太ももで強く挟み続けるといった状態では、複数の筋肉が常に緊張し続けることになります。
身体全体でバランスを取れるようになり、必要なときに必要な筋肉を使えるようになると、同じ時間運動していても疲れ方が変わる場合があります。
「長く乗れるようになった」という変化は、体力が急激に増えたというよりも、身体の使い方が効率的になった可能性が考えられます。
変化4.馬が走る状態をキープできるようになった
今回、乗馬の上達を最も実感した変化が、
「馬が走っている状態を、以前よりキープできるようになった」
という点です。
馬を走らせ始めることができても、乗り手の姿勢が崩れたり、脚や手に余計な力が入ったりすると、馬への合図が不安定になることがあります。
患者さんの場合は、上半身と下半身を別々に使いやすくなったことで、馬の動きを邪魔せず、必要な合図を継続して送れるようになった可能性があります。
馬の動きに振り回されるのではなく、動きについていきながら自分の姿勢を保てるようになったことが、走っている状態をキープしやすくなった理由の一つかもしれません。
乗馬技術だけでなく、身体の土台を見直す
この患者さんは乗馬歴が約4年あり、乗馬の技術や知識を積み重ねてきた方です。
それでも、約2か月前から整体を受け始めたことをきっかけに、身体の使い方が変わり、上達を実感するようになりました。
乗馬の練習を続けているのになかなか上達を感じられない場合、技術だけが問題とは限りません。
- 肩や背中に力が入りすぎている
- 骨盤が硬く、馬の動きについていけない
- 左右で脚の使いやすさが違う
- 内ももだけで馬体を挟んでいる
- 上半身と下半身が一緒に動いてしまう
- 騎乗後に特定の場所だけが疲れる
このような状態がある場合は、身体の柔軟性や左右差、力の入り方を見直してみることも大切です。
スポーツのための整体もご相談ください
恵比寿・広尾・白金エリアの「とり整骨院・とり鍼灸院」では、痛みのある部分だけを見るのではなく、姿勢や関節の動き、筋肉の緊張、左右のバランスなどを確認しながら施術を行っています。
今回の患者さんのように、身体のバランスが変わることで、趣味やスポーツ中の動きやすさが変化することもあります。
乗馬後に腰や股関節、内ももがつらくなる方、身体に力が入りすぎて疲れやすい方、左右で乗りやすさが違うと感じている方は、一度身体の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
乗馬を長く楽しむためにも、馬のケアだけでなく、乗り手自身の身体のケアも大切です。
※今回ご紹介した内容は、実際に施術を受けた患者さん個人の感想と経過をもとにしたものです。施術による変化には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。











