腕を横から上げる途中で肩が痛いのはなぜ?60〜120度くらいで痛む肩を解説
「腕を横から上げていくと、途中だけ肩が痛い」
「ある高さまでは痛いのに、そこを越えると少し楽になる」
「洗濯物を干すときや上着を着るときに肩がズキッとする」
「腕は上まで上がるので、五十肩なのか分からない」
このような症状はありませんか?
肩の痛みでは「腕が上がるか、上がらないか」だけに注目しがちですが、実際には腕を上げる途中の特定の角度だけ痛むことがあります。
特に「肩の高さ付近で痛い」「60〜120度くらいで痛い」という症状は、患者さん自身でも確認しやすいものです。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、**「腕を横から上げる途中だけ肩が痛い」**という症状について、肩関節・肩甲骨との関係やセルフケア、整形外科を受診したほうがよいケースまで解説します。
腕を横から上げるとき、肩では何が起きている?
腕を身体の横から頭の上までゆっくり上げてみてください。
この動作を「外転」といいます。
一見すると肩関節だけで腕を持ち上げているように見えますが、実際には肩甲骨も一緒に動いています。
つまり、
肩関節が動く
+肩甲骨が動く
+それを支える筋肉が働く
ことで、腕を頭の上まで上げることができます。
そのため、とり整骨院では「肩が痛い」という場所だけを見るのではなく、腕を上げたときの肩甲骨の動きや左右差なども確認します。
60〜120度くらいの途中だけ痛むことがある
肩の症状で特徴的なのが、
「腕を下ろしていると痛くない」
「横から上げていくと肩の高さ付近で痛い」
「さらに上まで上げると、むしろ少し楽になる」
というパターンです。
このように一定の範囲で痛みが出る現象は、一般に「ペインフルアーク(有痛弧)」と呼ばれることがあります。
肩峰の下には腱板や滑液包などがあり、腕を上げる動きに伴ってこれらの組織の位置関係も変化します。そのため、腱板や肩峰下周辺の状態によって、特定の角度で痛みが出ることがあります。
ただし、
「60〜120度で痛い=○○という病気」
と自分で診断することはできません。
どこから痛み始めるのか、最後まで上がるのか、力が入りにくくないか、他人に動かしてもらった場合にも痛いのかなどを合わせて確認する必要があります。
前から上げるのは平気なのに、横から上げると痛い
肩の痛みがある方は、一度、
腕を前から上げる場合と、横から上げる場合
を比較してみてください。
「前からなら上まで上がるけれど、横からだと肩の高さで痛い」
ということがあります。
反対に、どちらから上げても同じように痛む方もいます。
この違いは身体の状態を確認するときの重要な情報です。
施術を受けるときにも「肩が痛い」とだけ伝えるより、
「右腕を横から上げて90度くらいになると、肩の外側が痛い」
と伝えると症状が分かりやすくなります。
肩の外側が痛いのに、そこが原因とは限らない?
腕を上げたとき、
「肩の真横あたりが痛い」
と感じる方は少なくありません。
この部分には三角筋があります。
そのため「三角筋を痛めたのかな?」と思うかもしれませんが、肩関節周辺の問題による痛みを上腕外側付近に感じる場合もあります。
つまり、痛みを感じている場所と、症状に関係している場所が必ずしも一致するとは限りません。
痛い場所だけを強く揉み続けても変化しない場合には、肩関節や肩甲骨を含めて動きを確認することが大切です。
「五十肩」とは違うの?
30〜50代で肩が痛くなると、
「五十肩かな?」
と考える方も多いと思います。
一般に五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎では、痛みだけでなく肩の動く範囲そのものが大きく制限されることがあります。
たとえば、
腕を上まで上げられない、背中に手を回しにくい、髪を洗う動作が難しい、夜に肩が痛くて目が覚める、
といった症状です。
一方で、腕は最後まで上がるものの途中だけ痛いという場合もあります。
そのため、「肩が痛い=五十肩」とは限りません。
夜にも痛みがある方は、以前の記事「夜、肩が痛くて目が覚めるのはなぜ?」も参考にしてください。
腕を後ろに回したときにも痛い場合
肩の状態を確認するときには、腕を上げる動作だけでなく、背中に手を回す動作も参考になります。
たとえば、
「上まで腕は上がるけれど、エプロンを結べない」
「後ろのポケットに手を入れると痛い」
という場合です。
肩は非常に自由度の高い関節なので、一方向だけ動けば問題ないとは限りません。
腕を後ろへ回したときにも痛みがある方は、関連記事の**「腕を後ろに回すと肩が痛いのはなぜ?」**もあわせて確認してみてください。
肩甲骨の動きも関係する?
腕を上げるときには肩甲骨も動きます。
そのため当院では、
右腕と左腕で肩甲骨の動き方が違わないか、肩をすくめるようにして腕を上げていないか、胸郭が動いているか、
なども必要に応じて確認します。
長時間のデスクワークで肩甲骨周辺にも痛みがある方は、**「デスクワーク中に肩甲骨の内側が痛い」**という症状についての記事も参考になります。
また、姿勢や肩甲骨の動きが気になる方は、当院の猫背矯正・姿勢矯正についてもご覧ください。とり整骨院では肩だけでなく、必要に応じて背骨・肩甲骨などの動きも確認しています。
痛い角度を何度も確認してもいい?
「90度くらいで痛い」と気づくと、
上げる、下げる、もう一度上げる……
と何度も確認したくなるかもしれません。
しかし、痛みを再現する動作を繰り返す必要はありません。
セルフケアとしては、痛みが強くならない範囲で肩をゆっくり動かす程度にしましょう。
特に、
痛い角度を反対の手で無理に押し上げる
重いダンベルを持って繰り返し上げる
痛みを我慢して強いストレッチをする
といったことは避けたほうがよいでしょう。
「痛いほど動かせば早く治る」とは限りません。
筋トレは休んだほうがいい?
普段トレーニングをしている方では、
「サイドレイズだけ肩が痛い」
ということもあります。
この場合、痛みが出る種目を我慢して続ける必要はありません。
一時的に重量を下げる、痛む種目を休む、痛みの出ない運動へ変更するなどの方法があります。
一方で、肩が痛いからといって長期間まったく身体を動かさないほうがよいとも限りません。
症状が落ち着いてきた段階では、肩関節や肩甲骨の動きだけでなく、必要に応じて筋力を戻していくことも重要です。
とり整骨院ではジムを併設しており、身体の状態に応じて整体とトレーニングを組み合わせたメニューも用意しています。
病院では異常なし。でも腕を上げる途中だけ痛い
整形外科で診察や画像検査を受け、
「大きな異常はありません」
と言われたものの、腕を上げる途中の痛みが続いている方もいます。
その場合には、
何度くらいから痛むか
前から上げても痛いか
横から上げたときだけか
最後まで腕は上がるか
背中に手を回せるか
夜間痛はあるか
力が入りにくくないか
を整理してみてください。
画像検査は重要ですが、「どの動作で症状が再現されるのか」という情報も身体の状態を確認する手がかりになります。
このような肩の痛みは整形外科へ
腕を上げる途中の痛みに加えて、
転倒して肩を強く打った、急に腕を上げられなくなった、明らかに力が入らない、夜間も強く痛み眠れない、腕や手に強いしびれがある、徐々に肩が動かなくなっている、
といった場合には、まず整形外科などの医療機関で評価を受けることをおすすめします。
外傷後の強い痛みでは、骨折や腱板などの損傷を確認する必要がある場合もあります。
とり整骨院では「どの角度で痛むか」を確認します
とり整骨院・とり鍼灸院では、腕を上げる途中で肩が痛む方に対して、状態に応じて、
- 前から腕を上げた場合
- 横から腕を上げた場合
- 痛みが始まる角度
- 腕を下ろすときの痛み
- 背中へ手を回す動き
- 肩関節の回旋
- 肩甲骨・胸郭の動き
- 左右差
- 日常生活やスポーツで困る動作
などを確認します。
そのうえで、痛い場所だけを揉むのではなく、身体の状態に合わせて施術や運動を検討します。
恵比寿・広尾・白金周辺で通院先を探している方は、とり整骨院の施術内容・アクセスをご確認ください。当院は恵比寿3丁目交差点の近くにあり、広尾駅・白金台駅からも徒歩圏内です。
施術料金については、症状や保険適用の有無によって異なりますので、来院前に料金表をご確認いただけます。
恵比寿・広尾・白金で「腕を上げる途中だけ肩が痛い」とお悩みの方へ
肩の痛みは、
腕が上がる・上がらない
だけでは判断できません。
「横から上げると90度付近だけ痛い」「前からなら比較的楽」「上まで行くと痛みが減る」「後ろに回す動作も痛い」など、症状が出る条件そのものが大切な情報です。
痛い角度を何度も無理に動かすのではなく、症状が続く場合には一度状態を確認してみてください。
恵比寿・広尾・白金周辺で、洗濯物を干すと肩が痛い、上着を着ると痛い、腕を横から上げる途中だけ肩が痛むといった症状でお困りの方は、とり整骨院・とり鍼灸院へご相談ください。











