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中年太りはなぜ起こる?
こんばんは!とり整骨院・とり鍼灸院の鳥山です。
本日は、中年太りがなぜ起こるかということをお話しさせていただきます!食べる量は増えていないのになぜか太ってきた。。。という方はぜひ最後までお付き合いくださいね!
なぜ中年太りが起こるのか、結論から言いますと「基礎代謝量が低下する」ためです。
基礎代謝量とは生きるために必要なエネルギーで、横になって安静にしているときに消費するカロリーです。
消費するカロリーが減ってしまうため太りやすくなってしまうのです。
それではなぜ基礎代謝量が低下するかといいますと、「筋肉量が低下する」ためです。
年齢を重ねるとどの位基礎代謝量が低下し、どのくらい体重に影響があるのでしょうか?
それについては、例を挙げながら解説していきたいと思います。
体重が60㎏の人の場合、40代の基礎代謝は20代と比較して7%下がるといわれています。
具体的には、
20代 1440kcal/日
40代 1338kcal/日
となり、40代の基礎代謝の方が102kcal少ないです。
これを一年に換算すると、
365×102=37230 kcal
40代の方が約37230kcal消費カロリーが少ない計算になります。
このカロリーがどの程度体重に影響するのでしょうか?
結論から言いますと、なんと
約5㎏
も影響するのです。
体の脂肪1㎏は約7000kcalなので、37000÷7000≒5㎏という計算結果になるのです。
40代の人が20代の時と生活を変えなかったとすると、理論上1年で5㎏増える結果になるのです。
では中年太りにはどのような対策があるのでしょうか?
それには2つの対策があります。
まず一つ目は食べる量を減らす。
単純に基礎代謝が落ちた分、食べる量を減らせば太らないのです。
そして2つ目は20代の時の基礎代謝を維持すればよいのです。
維持する方法は、運動です。筋肉量を減らさなければ基礎代謝は維持できるのです。
人間は平等に歳をとります。健康を維持するには食生活を変えるか、運動習慣を身につける必要があるのですね。
恵比寿・広尾・白金のとり整骨院・とり鍼灸院では、生理学・栄養学に基づいた食事指導を行っています。体重の悩み、運動不足の悩みはぜひご相談くださいませ。