腕を後ろに回すと肩が痛いのはなぜ?服を着る・エプロンを結ぶ動作で痛む肩を解説
「上着を着ようとして腕を後ろに回すと肩が痛い」
「エプロンのひもを後ろで結びにくくなった」
「背中に手を回すと片方の肩だけ痛い」
「腕は上まで上がるのに、後ろへ回す動作だけできない」
このような症状はありませんか?
肩の不調というと「腕が上がらない」という症状が注目されがちですが、実際の日常生活では、腕を後ろに回したときだけ痛いという方もいます。
服を着る、背中を洗う、エプロンを結ぶ、ズボンの後ろポケットに手を入れるといった動作では、単純に腕を上げるのとは違った肩の動きが必要です。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、**「腕を後ろに回すと肩が痛い」「背中に手が回らない」**という症状について、肩関節や肩甲骨との関係、セルフケア、医療機関を受診する目安まで解説します。
腕を後ろに回すとき、肩では何が起きている?
背中に手を回してみてください。
一見すると単純な動作ですが、実際には肩関節で複数の動きが組み合わさっています。さらに肩甲骨も一緒に動きます。
そのため、
腕は前から上まで上げられるのに、背中には手が回らない
ということも珍しくありません。
肩の状態を見るときは「腕が何度まで上がるか」だけではなく、後ろへ回す動作など、日常生活で困っている動きを実際に確認することが大切です。
服を着るときだけ肩が痛いのはなぜ?
腕を後ろに回す動作は、日常生活のさまざまな場面で使います。
たとえば、ジャケットやコートに腕を通す、シャツを着る、背中を洗う、下着を着脱する、エプロンを後ろで結ぶといった動作です。
普段は肩の痛みをそれほど感じなくても、こうした動作で初めて「右だけ動きにくい」と気づくことがあります。
ここで重要なのは、痛い動作を具体的にすることです。
「肩が痛い」だけでなく、
「腕を上げるのは平気。でも背中へ回すと痛い」
と分かれば、身体の状態を確認するための情報が増えます。
右肩だけ背中に手が回らない
肩の症状には左右差がよくあります。
たとえば左手は肩甲骨付近まで届くのに、右手は腰の位置から上へ動かないということがあります。
このとき、無理に左右を同じ位置まで動かそうとする必要はありません。
反対側と比べることは参考になりますが、痛みを我慢して手を上へ押し上げるようなストレッチは避けた方がよいでしょう。
どの位置から痛むのか、痛みではなく硬さで止まるのか、動かしたあとにも痛みが残るのか、といった違いも身体を見る手がかりになります。
「四十肩・五十肩」なの?
30~50代の方では、「背中に手が回らない=五十肩なのでは?」と心配になるかもしれません。
一般に五十肩と呼ばれる状態では、肩の痛みや可動域の制限がみられることがあります。
ただし、腕を後ろへ回すと痛いという症状だけで五十肩と判断することはできません。
肩の腱板に関連する問題、関節周辺の状態など、別の原因でも似た症状が出ることがあります。
また、
「自分で動かすと痛いが、他人に動かしてもらうと比較的動く」
場合と、
「自分でも他人に動かしてもらっても動きがかなり制限される」
場合では、確認すべきことも変わります。
痛みが続く、徐々に動かなくなっている場合には、一度整形外科などで評価を受けることも大切です。
腕を上げるときにも痛い場合
「後ろへ回すだけでなく、腕を上へ上げても痛い」という方もいます。
腕を上げる動作では肩関節だけでなく肩甲骨や胸郭も関わります。
以前の記事では、こうした症状について詳しく解説しています。
「腕を上げると痛い」症状もある方は、肩を上げると痛いのはなぜ?肩甲骨・胸郭との関係も参考にしてください。
今回の記事とは検索意図が近いため、「腕を上げる痛み」と「後ろへ回す痛み」を相互に読むことで、自分の症状を整理しやすくなります。
肩甲骨の内側も痛い場合
腕を後ろへ回したときに、肩そのものではなく、
「肩甲骨の内側が引っ張られる」
「肩から背中まで痛い」
と感じることもあります。
肩甲骨は腕の動きに合わせて位置を変えます。そのため肩の状態を考えるときには、肩関節だけではなく肩甲骨周辺の動きも確認することがあります。
特にデスクワークをしていると肩甲骨周辺もつらくなる方は、デスクワーク中に肩甲骨の内側が痛いのはなぜ?もあわせてご覧ください。
肩が痛いとき、自分で強く伸ばしてもいい?
背中に手が回らないと、
「毎日無理にでも伸ばした方が早く柔らかくなるのでは?」
と考える方もいるでしょう。
しかし、痛みが強い状態で、反対の手やタオルを使って無理やり引っ張る必要はありません。
特に動かしたあとに痛みが長く残る場合や、夜までズキズキする場合には、強いストレッチを繰り返すことは避けましょう。
セルフケアではまず、痛みが強くならない範囲で肩や腕を動かす程度から始めます。
デスクワークが長い方なら、肩だけを集中的に伸ばすのではなく、時々立って歩いたり、胸や肩甲骨周辺を軽く動かしたりすることも取り入れやすい方法です。
「肩こり」と「肩の痛み」は同じ?
患者さんから「肩が痛い」と聞いて詳しく確認すると、
肩関節そのものが痛い場合と、首から肩甲骨周辺に重さや張りを感じている場合があります。
この二つは必ずしも同じではありません。
腕を後ろへ回す動作で肩関節付近に痛みが出るのか、長時間座っていると首から肩がつらくなるのかを分けて考えることも大切です。
慢性的な肩こりもある方は、肩こりは肩を揉むだけでは改善しない?肩甲骨・胸郭との関係も参考になります。
夜も肩が痛い場合は?
日中に腕を後ろへ回したときだけではなく、
「夜、肩が痛くて目が覚める」
「痛い側を下にして寝られない」
「何もしなくてもズキズキする」
という症状がある場合には注意が必要です。
夜間痛が続いている、肩の動く範囲が徐々に狭くなっている、日常生活への影響が大きくなっている場合には、整形外科などで一度評価を受けることをおすすめします。
また、転倒して肩を打ったあとから動かせない、急に強い痛みが出た、腕に力が入らない、腕や手に強いしびれがある場合も医療機関への受診を優先してください。
病院では異常なし。でも背中に手が回らない場合
医療機関で画像検査などを受け、大きな異常を指摘されなかったものの、
「まだ後ろに手を回すと痛い」
という方もいます。
その場合には、
腕を前から上げるとどうか、横から上げるとどうか、背中のどこまで手が届くか、肩甲骨周辺にも症状があるか、首を動かしたときに症状が変化するか、
などを確認してみてください。
画像検査だけでなく、どの動作で症状が再現されるのかも身体の状態を考える重要な情報になります。
とり整骨院・とり鍼灸院では「できない動作」を確認します
恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院では、腕を後ろに回すと肩が痛い方に対して、症状に応じて、
腕を上げる動き、背中に手を回す動き、肩の内外への回旋、肩甲骨の動き、首の動き、左右差、仕事や日常生活で困っている動作などを確認します。
「肩が痛い」という場所だけではなく、実際にどの動作ができないのかを見ることを大切にしています。
状態やご希望に応じて、手技や鍼灸施術などを行います。
恵比寿・広尾・白金で「腕を後ろに回すと肩が痛い」とお悩みの方へ
同じ肩の痛みでも、
腕は上がるけれど後ろに回せない
服を着るときだけ痛い
右肩だけ背中に手が届かない
肩甲骨まで突っ張る
夜にも痛む
など症状の出方はさまざまです。
「肩が硬いから」と無理にストレッチする前に、どの方向で痛みが出るのかを確認してみてください。
恵比寿・広尾・白金周辺で、服の着脱や背中を洗う動作、腕を後ろへ回す動作で肩が痛む方は、とり整骨院・とり鍼灸院へご相談ください。











