長時間座ると片方のお尻が痛いのはなぜ?右だけ・左だけ痛む原因と対処法を解説
「デスクワークをしていると、右のお尻だけ痛くなる」
「長時間座ったあと、立ち上がるとお尻の奥がズキッとする」
「椅子に座ると痛いけれど、立って歩くと楽になる」
「左のお尻から太ももの裏にかけて、突っ張るような痛みがある」
このような症状はありませんか?
腰痛というと腰そのものが痛むイメージがありますが、実際には腰ではなく、お尻の片側に痛みを感じる方もいます。
特に30〜50代のデスクワークをしている方では、長時間座っているとお尻が痛くなり、立ち上がったり歩いたりすると症状が変化することがあります。
このような症状があると、「骨盤が歪んでいるのかな?」「坐骨神経痛なのかな?」と心配になる方もいるでしょう。
しかし、お尻の痛みには筋肉、股関節、腰椎、神経など、さまざまな組織が関係する可能性があります。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、**「長時間座るとお尻が痛い」「右のお尻だけ痛い」「立つと楽になるお尻の痛み」**について解説します。
なぜ長時間座っているとお尻が痛くなる?
椅子に座っているとき、身体の重さは主に骨盤の下にある坐骨という骨の周辺で支えられています。
お尻には大殿筋や中殿筋、梨状筋などの筋肉があり、その周辺には坐骨神経も通っています。
長時間座っていると、お尻の一部に圧力がかかり続けることがあります。
また、座っている間は股関節を曲げた状態が続き、歩いているときと比べて股関節周辺の動きが少なくなります。
そのため、座っていると痛いけれど、立ち上がって歩くと楽になるという症状がみられることがあります。
ただし、座っていると痛むからといって、必ずお尻の筋肉が硬くなっているとは限りません。
痛みの場所や、どの動作で症状が変化するかを確認することが大切です。
右のお尻だけ痛いのは骨盤が歪んでいるから?
「左は何ともないのに、右のお尻だけ痛い」
という方もいます。
左右どちらかだけに症状が出ると、骨盤が歪んでいるのではないかと考える方もいるでしょう。
しかし、片側のお尻が痛いという理由だけで、骨盤が歪んでいると判断することはできません。
たとえば、仕事中に片側へ体重をかけて座る習慣がある、いつも同じ側の脚を組んでいる、椅子の座面が左右で均等に当たっていないなど、日常生活で左右の負担が異なることがあります。
また、股関節の動きや腰の状態に左右差がある場合もあります。
そのため当院では、右のお尻が痛い場合でも、右側だけを見るのではなく、左右の股関節や腰の動きなどを比較します。
お尻の奥が痛い場合は梨状筋が関係する?
お尻の奥には、梨状筋という筋肉があります。
梨状筋は股関節の動きや安定性に関係する筋肉で、その近くを坐骨神経が通っています。
そのため、お尻の深い部分で神経が刺激されると、臀部の痛みや脚へのしびれなどが出る場合があります。
このような病態は、深臀部症候群などと呼ばれることがあります。
ただし、お尻の奥が痛いからといって、梨状筋が原因とは限りません。
腰椎から出る神経の問題でも、お尻や太ももに症状が出ることがあります。
痛い場所だけを強く揉んだり、無理にストレッチしたりする前に、症状の出方を確認することが重要です。
椅子に当たるお尻の骨が痛い場合
「お尻の奥というより、椅子に当たる骨の部分が痛い」
という方もいます。
この場合、坐骨周辺の組織が関係している可能性があります。
坐骨には太ももの裏側にあるハムストリングスという筋肉の腱が付着しています。
そのため、長時間座るときだけでなく、ランニングや前屈などでも痛みが出る場合があります。
また、坐骨周辺には滑液包という組織もあり、炎症などによって座ったときに痛みが出ることがあります。
このように、同じお尻の痛みでも、お尻の中央が痛いのか、坐骨付近が痛いのか、腰に近い部分が痛いのかによって考えられる状態が異なります。
座っていると痛いけれど、立つと楽になる場合
デスクワーク中にお尻が痛くなり、立ち上がると楽になる方もいます。
この場合、座っているときの圧迫や股関節の位置などが症状に影響している可能性があります。
一方、立ち上がる瞬間に強く痛む方もいます。
椅子から立ち上がるときには、上半身を前へ移動させ、股関節や膝を使って身体を持ち上げます。
そのため、お尻の痛みがある方でも、立ち上がる動作を確認することが重要です。
腰にも痛みがある方は、以前の記事である座っていると腰が痛いのはなぜ?立つと楽になる腰痛とデスクワークの関係も参考にしてください。
お尻から太ももの裏まで痛い場合は?
「お尻だけでなく、太ももの裏まで痛い」
という場合には注意が必要です。
お尻から脚にかけて痛みやしびれが広がる症状は、一般に坐骨神経痛と呼ばれることがあります。
ただし、坐骨神経痛は症状を表す言葉であり、それ自体が原因を特定した診断名ではありません。
腰椎椎間板ヘルニアなどによって神経が刺激される場合もあれば、お尻の深い部分で神経が刺激される場合もあります。
また、神経とは関係なく、筋肉や腱などの問題によって太ももの裏に痛みを感じる場合もあります。
特に、脚のしびれが続く、力が入りにくい、症状が徐々に広がっている場合には、整形外科などの医療機関で評価を受けることをおすすめします。
お尻が痛いとき、ストレッチしたほうがいい?
お尻が痛くなると、
「梨状筋が硬いから伸ばしたほうがいいのでは?」
と考える方もいると思います。
しかし、痛みの原因が分からない状態で強いストレッチをする必要はありません。
特に、お尻から脚にかけてしびれがある場合には、無理に股関節を曲げたり、脚を引っ張ったりすることで症状が強くなる可能性があります。
まずは、痛みを強く出さない範囲で身体を動かすことを意識してみてください。
長時間座っている方なら、定期的に立ち上がる、少し歩く、座る位置を変えるといった方法から始めるのもよいでしょう。
デスクワーク中にできるお尻の痛み対策
長時間座っているとお尻が痛くなる場合、まずは座り続ける時間を見直してみましょう。
30分〜1時間程度を目安に、仕事の合間に立ち上がって少し歩く方法があります。
また、椅子の高さや座面の硬さによって、お尻にかかる圧力が変わる場合もあります。
椅子が硬くて坐骨周辺が痛い場合には、クッションを使うことで楽になる方もいます。
ただし、柔らかいクッションがすべての方に適しているわけではありません。
身体が深く沈み込むことで、かえって座りにくくなる場合もあります。
「正しい座り方を一日中維持する」ことよりも、痛みが少ない姿勢を選び、適度に身体を動かすことを意識してみてください。
病院では異常なし。でも片方のお尻が痛い
整形外科で診察や画像検査を受け、
「大きな異常はありません」
と言われたものの、お尻の痛みが続いている方もいます。
その場合には、どのような条件で痛みが出るのか整理してみましょう。
座って何分くらいで痛くなるのか、右と左のどちらが痛いのか、立つと楽になるのか、歩くと痛いのか、前かがみで症状が変わるのか、脚にしびれがないか、といった情報が重要です。
画像検査で大きな異常が指摘されなかった場合でも、すべての原因が否定されたとは限りません。
症状が続く場合や悪化する場合には、医療機関で再評価を受けることも大切です。
このようなお尻の痛みは医療機関へ
お尻の痛みに加えて、脚に強いしびれがある、脚の筋力低下が進んでいる、歩きにくさが強くなっている場合には、整形外科などの医療機関で評価を受けてください。
特に、股の周囲に感覚の異常がある、尿が出にくい、尿や便を漏らすなどの新たな症状がある場合には、緊急の医療評価が必要です。
また、発熱を伴う場合や、転倒・事故のあとから強い痛みが出ている場合も医療機関を優先しましょう。
とり整骨院では腰だけでなく股関節や骨盤周辺も確認します
恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院では、長時間座るとお尻が痛い方に対して、状態に応じて腰の前屈・後屈、股関節の曲がり方、左右の動きの違い、臀部周辺の筋肉の状態、立ち上がりや歩行などを確認します。
また、仕事中の座り方や、どのくらいの時間座っていると痛くなるのかも重要な情報です。
単に「お尻の筋肉が硬いから揉む」という考え方ではなく、どの組織や動作が症状に関係している可能性があるのかを整理することを大切にしています。
必要に応じて医療機関での評価をおすすめし、筋肉や関節の動きなどに関連する症状では、身体の状態に合わせた施術や運動指導を検討します。
腰痛を伴う方は、当院の腰痛・ぎっくり腰の施術案内も参考にしてください。
慢性的な腰痛や臀部の痛みでは、原則として健康保険の適用外となります。施術内容や費用については、とり整骨院・とり鍼灸院の料金表をご確認ください。
恵比寿・広尾・白金でお尻の痛みにお悩みの方へ
同じ「お尻が痛い」という症状でも、長時間座ると痛い、右側だけ痛い、立ち上がる瞬間に痛い、歩くと楽になる、太ももの裏まで痛みが広がるなど、症状の出方はさまざまです。
片側のお尻が痛いからといって、必ず骨盤が歪んでいるわけでも、梨状筋が硬くなっているわけでもありません。
痛みが続く場合には、どの姿勢や動作で症状が出るのかを確認することが大切です。
とり整骨院・とり鍼灸院は東京都渋谷区恵比寿3丁目にあり、広尾駅・白金台駅からも徒歩圏内です。
恵比寿・広尾・白金周辺で、デスクワーク中のお尻の痛み、片側だけの臀部痛、腰や股関節周辺のつらさでお困りの方は、とり整骨院・とり鍼灸院のお問い合わせページからご相談ください。











