腰を反らすと痛いのはなぜ?立ち上がったとき・長く歩いたときに腰が痛む原因を解説
「腰を後ろに反らすと痛い」
「デスクワークのあと、立ち上がって腰を伸ばすと痛む」
「長く歩いていると腰が痛くなる」
「前かがみは平気なのに、後ろへ反る動作だけ痛い」
このような症状はありませんか?
腰痛というと「前かがみになると痛い」というイメージが強いかもしれませんが、反対に腰を後ろへ反らす動作で痛みが出る方もいます。
腰を反らす動作では腰椎だけでなく、股関節や背中なども関係します。そのため「反ると痛い=腰の筋肉が硬い」と単純に考えることはできません。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、**「腰を反らすと痛い」「立ち上がって腰を伸ばすと痛い」**という症状について、身体の動きという視点から解説します。
腰を反らすとき、身体では何が起きている?
身体を後ろへ反らす動きを「伸展」といいます。
この動作では腰椎が動きますが、実際に私たちが上半身を後ろへ動かすときには、腰だけを使っているわけではありません。
背中や骨盤、股関節なども関係しています。
そのため、腰痛がある方を確認するときには、
「どのくらい反らすと痛いのか」
「真後ろへ反ると痛いのか」
「右や左へ少し傾けながら反ると痛いのか」
「前屈ではどうなのか」
など、痛みが出る動作を細かく確認することが重要です。
デスクワーク後に立って腰を伸ばすと痛いのはなぜ?
よくあるのが、
「仕事中は座っていられるけれど、椅子から立って身体を伸ばした瞬間に腰が痛い」
というケースです。
長時間のデスクワークでは、股関節を曲げた状態が続きます。
その状態から立ち上がると、股関節や腰など身体の位置が大きく変わります。
立った直後に身体を一気に後ろへ反らすと、
「腰が伸びない」
「腰が固まっている感じがする」
「ズキッと痛む」
と感じる方もいます。
この場合も、必ずしも「座っていた姿勢が悪かった」とは限りません。
どれほど良い姿勢でも、長時間ほとんど動かずに座り続ければ身体への負担は偏りやすくなります。
以前紹介した**「座っていると腰が痛い」**という症状とも関係するため、長時間のデスクワークで腰痛が出る方は関連記事も参考にしてください。
長く歩いていると腰が痛くなる場合
「最初は平気なのに、30分くらい歩いていると腰が痛くなる」
という方もいます。
歩いているときには、脚を後方へ動かす動作が繰り返されます。
このときには股関節も動いています。
股関節周辺の動きが小さくなっている場合などには、身体の別の部分でその動きを補うことがあります。
そのため、長く歩いたときの腰痛でも、腰だけではなく股関節など周囲の動きを確認することがあります。
また、
「歩いていると腰だけが痛い」のか、
「お尻や脚にも痛み・しびれが出る」のか
によっても考え方は変わります。
特に歩行に伴って脚の痛みやしびれが強くなり、休むと軽くなるような症状がある場合には、自己判断せず整形外科などの医療機関へ相談してください。
前かがみは平気なのに、後ろへ反ると痛い
腰痛の患者さんの中には、
「前に曲げるのは大丈夫。でも反ると痛い」
という方もいます。
これは身体を確認するときの大切な情報です。
反対に、
「反るのは平気だけれど、前かがみになると痛い」
という方もいます。
同じ「腰痛」という症状でも、痛みが出る方向は人によって違うのです。
そのため、当院では「腰痛ですね」と一括りにするのではなく、実際に身体を動かしてもらい、どの方向で症状が再現されるかを確認します。
前へ曲げたときに痛みが出る方は、前回の**「前かがみになると腰が痛い」**の記事も参考にしてください。
腰の片側だけ、反らすと痛い場合は?
「真後ろへ反るより、右後ろへ反ると右腰が痛い」
というように、左右差があるケースもあります。
この場合、
「右が痛いから右側の筋肉だけが悪い」
とすぐに決めつけることはできません。
左右へ身体を倒したときの違いや股関節の動き、身体を捻ったときの症状なども確認しながら考える必要があります。
患者さん自身も、
「反ると痛い」
だけでなく、
「右へ少し捻りながら反ると一番痛い」
など、痛みが出る動きを覚えておくと、施術や医療機関を受診するときに状態を伝えやすくなります。
反らすと痛いなら、前屈ストレッチをすればいい?
「後ろへ反ると痛いなら、腰を丸めるストレッチをすればいいのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、腰痛の状態は一人ひとり違うため、痛みがあるという情報だけで特定のストレッチを全員にすすめることはできません。
また、
「硬いから強く伸ばせばよい」
とも限りません。
痛みを我慢して腰を大きく反らしたり、逆方向へ強く伸ばしたりするよりも、まずは痛みが強く出ない範囲で身体を動かしましょう。
デスクワークが長い方なら、
- ときどき椅子から立つ
- 数分歩く
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 股関節や背中を無理のない範囲で動かす
といったことから始めるのも一つの方法です。
朝は腰が痛いけれど、動くと楽になる場合
「起床直後は腰が痛くて伸ばしにくいけれど、しばらく動いていると楽になる」
という方もいます。
この場合には「反ると痛い」という動作だけではなく、時間帯による症状の変化も重要な情報になります。
朝の腰痛については、**「朝起きると腰が痛い」**の記事で詳しく解説しています。
同じ腰痛でも、
朝に痛い
長時間座ると痛い
前へ曲げると痛い
後ろへ反ると痛い
では症状が出る条件が違います。
こうした違いを整理することが、身体の状態を考える手がかりになります。
とり整骨院・とり鍼灸院では「痛む方向」を確認します
腰を反らすと痛い方に対して、当院では状態に応じて、
- 前屈したときの状態
- 後ろへ反らしたときの状態
- 左右へ身体を倒したときの違い
- 身体を捻ったときの症状
- 股関節の動き
- 左右差
- 椅子から立ち上がる動作
- 歩行時の症状
などを確認します。
そのうえで腰だけではなく、必要に応じて臀部や股関節、背中なども含めて施術を行います。
筋肉の緊張が強い場合などには、身体の状態やご希望に応じて鍼灸施術を組み合わせることもあります。
病院では異常なし。でも腰を反らすと痛い場合
整形外科でレントゲンなどの検査を受けて、
「大きな異常はありません」
と言われたものの、腰を反らしたときの痛みが続いている方もいます。
画像検査は骨などの状態を確認するうえで重要ですが、日常生活での身体の動かし方をすべて示すものではありません。
医療機関で重大な問題が除外されたあとも症状が続いている場合には、
「どの方向へ動かすと痛いのか」
「どのくらい動かすと痛いのか」
「座ったあとだけ痛いのか」
「歩いたあとに痛くなるのか」
などを確認していく方法もあります。
このような症状では医療機関を優先してください
腰を反らすと痛む場合でも、脚の強いしびれや力の入りにくさがある、排尿・排便の異常を伴う、発熱や強い体調不良がある、転倒や事故のあとから強く痛む、安静時や夜間にも強い痛みが続く、症状が急激に悪化している、といった場合には医療機関への相談を優先してください。
また、歩いていると脚の痛みやしびれが強くなって歩き続けることが難しい場合にも、整形外科などで一度評価を受けることをおすすめします。
恵比寿・広尾・白金で「腰を反らすと痛い」とお悩みの方へ
腰痛では、
「腰が痛い」という情報だけではなく、「何をすると痛いのか」を確認することが大切です。
たとえば、
「椅子から立って腰を伸ばすと痛い」
「後ろへ反ると右側だけ痛い」
「長く歩くと腰が痛くなる」
「前屈は平気なのに反ると痛い」
といった違いがあります。
とり整骨院・とり鍼灸院では、痛い部分だけを見るのではなく、症状が出る動作や股関節など周囲の動きも確認しながら身体の状態を考えることを大切にしています。
恵比寿・広尾・白金周辺で、腰を後ろへ反らすと痛い、デスクワーク後に腰が伸びにくい、歩いていると腰が痛くなる、といった症状でお困りの方はご相談ください。











