腰が痛いのに股関節を調べるのはなぜ?痛い場所と原因が違うことがある理由を解説
「腰が痛いのに、整骨院で股関節の動きを確認された」
「肩が痛いのに、首や肩甲骨を動かされた」
「膝が痛いのに、股関節の硬さを指摘された」
「痛いところを揉んでもらっても、すぐに元に戻ってしまう」
このような経験はありませんか?
身体に痛みがあると、どうしても痛い場所そのものに問題があると考えがちです。
しかし、痛みを感じている場所と、症状に関係している組織や身体の動きが一致しないことがあります。
特に腰痛や肩こり、膝の痛みなどでは、痛い部分だけでなく、その周辺の関節や筋肉の状態を確認することが役立つ場合があります。
ただし、痛い場所とは別のところに必ず原因があるというわけでもありません。
今回は恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院が、痛みの場所と原因の関係、腰痛と股関節、肩の痛みと首・肩甲骨の関係について解説します。
痛い場所と原因が違うことはある?
私たちは身体に痛みを感じると、その場所に異常があると考えます。
たとえば、腰が痛ければ腰の筋肉や関節、膝が痛ければ膝関節に問題があると思うでしょう。
もちろん、実際に痛みを感じる場所の組織が関係している場合もあります。
しかし、痛みの仕組みはそれほど単純ではありません。
痛みは身体の組織からの情報を神経系が処理することで生じる感覚です。
そのため、痛みを感じる場所と、痛みに関係している組織の場所が一致しない場合があります。
また、痛い場所そのものに問題があっても、周辺の関節の動きや筋力、日常生活での負担などが症状に影響している可能性もあります。
大切なのは、痛む部分を無視することではなく、身体全体の動きも含めて考えることです。
痛い場所と原因が違う2つのパターン
1.離れた場所の問題によって痛みを感じる
代表的なものに「関連痛」と呼ばれる痛みがあります。
関連痛とは、問題が生じている場所とは異なる部位に痛みを感じる現象です。
たとえば、股関節の病気によって膝周辺に痛みを感じる場合があります。
また、首の神経が刺激されることで、肩や腕に痛みやしびれが出る場合もあります。
ただし、これらは必ずしも同じ仕組みではありません。神経の障害による放散痛と関連痛は区別して考える必要があります。
2.ほかの関節の動きが痛い部分の負担に関係する
もう一つは、身体の動きの問題です。
たとえば、床の物を拾うときには、腰だけでなく股関節や膝も動きます。
股関節の動きが小さい場合には、腰や膝の動き方が変わることがあります。
その結果、特定の部位への負担が変化する可能性があります。
ただし、関節が硬いから必ず痛みが起こるわけではありません。
身体の柔軟性や筋力は、痛みに関係する可能性のある要素の一つです。
腰が痛いのに股関節を確認するのはなぜ?
腰痛がある方に対して、股関節の動きを確認することがあります。
これは、腰と股関節が日常生活のさまざまな動作で協調して働いているためです。
たとえば、前かがみになる、椅子から立ち上がる、しゃがむ、歩くといった動作では、腰と股関節の両方が関係しています。
股関節が動かしにくい場合、動作の仕方が変わることがあります。
また、股関節そのものの病気によって、腰やお尻周辺に痛みを感じる場合もあります。
そのため、腰痛のある方でも、股関節を曲げる・伸ばす・回すといった動きを確認することがあります。
ただし、股関節が硬いからといって、必ずそれが腰痛の原因とは限りません。
腰の動きと股関節の動きを比較し、どの動作で症状が出るのかを確認することが重要です。
腰痛について詳しく知りたい方は、当院の腰痛・ぎっくり腰の施術案内も参考にしてください。
肩が痛いのに首や肩甲骨を確認するのはなぜ?
肩を上げると痛い方に対して、肩関節だけでなく首や肩甲骨の動きを確認することもあります。
腕を上げる動作では、上腕骨と肩甲骨が協調して動いています。
そのため、肩甲骨の動き方が腕の上げやすさに関係する場合があります。
また、首から出る神経が刺激されることで、肩や腕に痛みを感じることもあります。
たとえば、肩を動かしてもそれほど痛くないのに、首を動かすと肩から腕に痛みが広がる場合には、首の状態を確認する必要があります。
一方、肩関節自体に問題がある場合もあります。
肩が痛いから肩だけ、首が痛いから首だけを見るのではなく、症状に合わせて確認する範囲を考えることが大切です。
膝が痛いのに股関節を調べることもある?
膝の痛みでも、股関節の状態が関係する場合があります。
歩行や階段の上り下りでは、股関節・膝関節・足関節が連動して働いています。
股関節周辺の筋力や動き方によって、膝にかかる力が変化することがあります。
また、股関節の病気によって膝に痛みを感じることもあります。
そのため、膝が痛い方でも、股関節の可動域や歩き方などを確認することがあります。
ただし、膝の痛みには半月板や靱帯、関節軟骨など、膝そのものの問題が関係している場合もあります。
腫れや熱感がある、けがのあとから痛い、体重をかけられない場合には、整形外科での評価を優先してください。
右側だけ痛いのは身体が歪んでいるから?
「右の腰だけ痛い」
「左の肩だけ凝る」
という方もいます。
左右どちらかだけに症状があると、骨盤や背骨が歪んでいるのではないかと考える方もいるでしょう。
しかし、片側だけ痛いという理由で、身体の歪みが原因だと判断することはできません。
仕事中の姿勢、利き手、運動習慣、過去のけがなどによって、左右の身体の使い方が異なる場合があります。
また、痛みを避けようとして無意識に身体の動かし方を変えている可能性もあります。
そのため、左右の姿勢を見比べるだけでなく、実際に身体を動かしたときの症状や可動域を確認することが重要です。
痛い場所を揉んでも改善しないのはなぜ?
「腰を揉んでもらうと、その日は楽になるけれど翌日には戻る」
という方もいます。
筋肉への施術によって、一時的に痛みや張りが軽減することはあります。
しかし、痛みに関係する要素がほかにもある場合には、同じ症状が繰り返されることがあります。
たとえば、長時間のデスクワークで腰痛が強くなる方では、腰周辺の筋肉だけでなく、座り続ける時間や日常の活動量なども関係している可能性があります。
そのため、慢性的な腰痛や肩こりでは、施術に加えて運動習慣や身体の使い方を見直すことも選択肢になります。
当院では、必要に応じて腰痛・肩こり専門パーソナルトレーニング+整体も行っています。
痛い場所を確認することも重要
ここまで、痛い場所とは異なる部分が症状に関係する可能性について説明しました。
しかし、誤解していただきたくないのは、痛い場所そのものを確認する必要がないわけではないということです。
たとえば、腰に痛みがある場合には、腰の筋肉や関節、神経などの状態を考える必要があります。
また、痛みの背景には骨折や炎症、内臓の病気などが関係している場合もあります。
そのため、最初から「腰が痛いのは股関節が悪いから」と決めつけることは適切ではありません。
痛む場所、痛みが出たきっかけ、症状が変化する動作などを整理したうえで、必要な部分を確認することが大切です。
自分で痛みの原因を見つけることはできる?
痛みの原因を自分で正確に特定することは簡単ではありません。
ただし、症状の特徴を記録することは役立ちます。
たとえば腰痛なら、朝起きたときに痛いのか、長時間座ると痛いのか、前かがみで痛いのか、歩くと楽になるのかを確認してみてください。
肩の痛みなら、腕を上げる途中で痛いのか、首を動かすと痛いのか、夜間にも痛むのかなどが参考になります。
これらの情報は、身体の状態を確認する手がかりになります。
ただし、痛みを再現するために何度も強く動かしたり、無理なストレッチを行ったりする必要はありません。
このような痛みは医療機関へ
身体の痛みには、筋肉や関節以外の問題が関係している場合もあります。
特に、強い外傷後の痛み、発熱を伴う痛み、安静時にも強く痛む場合、症状が急速に悪化している場合には、医療機関での評価を受けてください。
腰痛に加えて脚の筋力低下が進む、股の周囲に感覚異常がある、新たな排尿・排便の異常がある場合には、緊急の医療評価が必要です。
また、肩や背中の痛みに胸の圧迫感、息苦しさ、冷や汗などを伴う場合にも救急医療を優先してください。
痛い場所と原因が異なる可能性があるからこそ、筋肉や関節の問題だけで説明しないことが重要です。
とり整骨院では痛い場所だけでなく身体全体の動きを確認します
恵比寿のとり整骨院・とり鍼灸院では、腰痛や肩こりなどの症状に対して、痛みのある部分だけでなく、必要に応じて周辺の関節や筋肉の状態も確認します。
たとえば腰痛なら、腰の前屈・後屈、股関節の動き、立ち上がりや歩行などを確認します。
肩の痛みなら、肩関節だけでなく、肩甲骨や首の動きなども参考にします。
また、普段の仕事や運動習慣、どのような動作で痛みが出るのかも重要な情報です。
当院が大切にしているのは、痛みのある場所だけで原因を決めつけず、患者さんが実際に困っている動作を確認することです。
そのうえで、身体の状態に合わせて手技による施術や運動指導などを検討します。
なお、慢性的な腰痛や肩こりなどは原則として健康保険の適用外となります。施術内容や費用については、とり整骨院・とり鍼灸院の料金表をご確認ください。
恵比寿・広尾・白金で繰り返す腰痛や肩こりにお悩みの方へ
腰が痛いから腰だけ、肩が痛いから肩だけに問題があるとは限りません。
身体の痛みには、離れた場所の組織や神経、周辺の関節の動きなどが関係する場合があります。
一方で、痛い場所そのものに問題がある場合もあるため、最初から原因を決めつけないことが大切です。
とり整骨院・とり鍼灸院は東京都渋谷区恵比寿3丁目にあり、広尾駅・白金台駅からもアクセスできます。
恵比寿・広尾・白金周辺で、繰り返す腰痛や肩こり、股関節の動かしにくさ、日常動作での痛みなどにお悩みの方は、とり整骨院・とり鍼灸院のお問い合わせページからご相談ください。











